我が家の台所の窓を覗(のぞ)きこめる高さのフェンスの上で
早々に日向ぼっこをしていました。

と声をかけましたが、反応がありません。
「さっき、すごい声でケンカしてたでしょう。
びっくりして表に様子を見に行ったんだよ。」

「って、古くない?」
(「木枯らし紋次郎」をご存知の方は、それなりにご年輩のはず)

お隣の社宅の庭からすごい声がしたので行ってみると、
茂みの陰でシッポと白猫が睨(にら)み合いをしていました。

しばしの睨み合いの後、
シッポは潅木に立ったままオシッコを引っ掛けて、奥へ去っていきました。
一方白猫は、シッポとは逆の方向へ向かい、表の道路に出てきました。

白猫もブロック塀に匂いを擦り付けて存在を主張しています。
首輪をしているこの白猫は、坂の下のお屋敷の飼い猫で、
今年の春はまだ仔猫でした。

人見知りをしないし、よく鳴く子ですが、一定の距離以上は近寄ってきません。
時々見かけてはいたのですが、
何を喋っているのか、オトさんにはまだよく理解できません。
以前は坂道を登りきった所(上画像参照;電柱の向こう)までしか来なかったのですが、
成長して行動範囲を広げ始めたようです。
「ねえ、シッポ。
気持ちはわからないでもないけど、むやみやたら
あちこちにオシッコひっかけるのはやめてくれる?」

「社宅にお住まいの方から匂いのことで苦情が来たら困るでしょ。
あの白猫クンはこれからしきたりを覚えていかなきゃならないルーキーなんだから、
キミたち先輩が面倒を見てやってね。」

無視された上に、舌まで出されてしまいました。

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