行きつけの居酒屋さんで、宮城県石巻のお酒をいただきました。
実は、一月ほど前にも同じ酒を口開けで飲んだのですが、その時にはちょっと気になる点があったので投稿しませんでした。
今回は同じ瓶で開封後寝かせてあったものをいただきましたが、味わいがとてもいい方向に変わったように思えたので紹介します。
杜の都仙台から車で東へ約40分。
東北きっての漁港であり、漫画家石の森章太郎を生んだ町、石巻。
北上川の河口に広がる狭い平地は、伊達藩の頃は米の積み出し港として栄えた水運交通の要所でした。
北上川の支流、墨廼江川が流れ込む一帯は当時墨廼江町と呼ばれ、その名を冠した酒を造っていたのが井上家でした。
ここに酒米を納めていた海産物・穀物問屋の二代目、澤口安治が弘化二年(1845)に造り酒屋を譲り受け、三代目から酒造りを本業にしたのが墨廼江酒造の由来だそうです。
平成11年就任の現社長は10代目です。
まずはイサキの刺身をいただき、次に生の桜海老を唐揚げにしてもらい、続いて、まだ元気に動き回っている沢蟹の素揚げをいただきながら味わいました。
グラスを口に近づけると、果物香(メロン系)が強めに感じられます。
口に含むと、先ほどのメロン香と同時に強い甘みがまず広がり、酸味が続いてやってきます。
印象は「ふくらみ」を感じるというより、どちらかといえば「爽やか」です。
そのまま待っていると米の味というか旨味がやってきます。
喉ごしもすっきりしていて、全体に華やかさを感じました。
ひと口目の感想は、辛味をほとんど感じることのないやさしい酒というイメージです。
ところが、口に含んで味わう3口目あたりを過ぎて、いっきに喉ごしで味わうようになると、一変して辛味の強いシャープな印象になってきます。
前回感じられた後口に残る渋味が抑えられ、好印象だけが残るお酒になっていました。
DATA:
「墨廼江 春陽 限定純米 中汲み 生詰 新酒」
杜氏;
使用米; 五百万石
使用酵母: 宮城酵母
精米歩合; 60%
日本酒度; +5.0
酸度; 1.6
アミノ酸度:
甘辛度;-0.729
アルコール度;16.0%以上17.0%
我が家に帰ると、天璋院アハメッタさま(16歳、メス、不妊済み、白)が
ひざに乗ってきて、恨めしげな目を向けてきました。

「出かける前にお出しした猫缶もササミも召し上がらず、
結局、土屋商店のニボシを8本もお食べになったじゃありませんか。
最近、少し偏食の度が過ぎておられませんか?」

2、3日前はあんなに大喜びで召し上がっていたササミも
きのうからちっとも食べていただけないし、
献立には頭を痛めています。
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