ゆうべ(7月1日)、近所にある行きつけの居酒屋さんで飲んだ日本酒です。
3月にいただいた同じ銘柄の「酒無垢 純米吟醸 雄山錦 本生原酒」とは、
少し趣(おもむき)が違いました。
「醴泉(れいせん) 純米 山田錦」( 玉泉堂酒造株式会社 岐阜県養老郡養老町高田)養老の滝で有名な養老山脈の伏流水でお酒を仕込んでいる酒蔵さんです。
地元中心に出荷している「玉菊」、
大吟醸から本醸造まで揃えている
代表銘柄「美濃菊」、
そして県外の特定酒販店にだけ
直接卸している「醴泉」
の3銘柄を出荷しています。
その他、焼酎、梅酒も有名です。
「醴泉」の名前は中国の故事に由来する、大地より湧き出でた泉の名前です。
奈良時代、元正天皇が養老の地を訪れ、
”滝の水が甘く健康に良い。まさに禮泉である”
と仰(おお)せになったと伝わっているところから名づけたそうです。
酒造りの好適米として有名な山田錦のうちでも、兵庫県東条町の特A地区に指定されている地域で収穫された特等ランクのものだけを使用して、「垢抜けて、品格のある酒」をめざして造られています。
いつものように手塩皿までなみなみ注がれたグラスを迎えにいくように
口を近づけると、メロンのような甘い果物香が穏やかに香ってきます。
口に含むとふっくらとやさしく、どこまでもまろやかです。
甘味に近い旨味をしっかり感じますが、麹臭や米の香りではなく、
あくまでも丸さを保ったふくよかな味です。
辛味、酸味といった舌を刺激する味はとことん抑えられながらも、
端麗ではなく、どちらかといえば芳醇な印象ですが、
トゲがまったくないので、すんなり飲めてしまいます。
雑味もまったくなく、舌に残る後味も感じません。
いつのまにかサラリと喉へ流れていってしまう潔(いさぎよ)さでした。
前回の「酒無垢 純米吟醸 雄山錦 本生原酒」は、
原酒らしい強さがよく抑制されながらも、五味をよく感じさせてくれましたが、
今回の「純米 山田錦」は、1日たった今でも返り香を鼻の奥に感じるほど
上品な旨味に溢れています。
DATA:
「醴泉(れいせん) 純米 山田錦」
杜氏; 後藤 高明
使用米;
麹米-兵庫県東条町特A地区特等山田錦50%精米
掛米-兵庫県東条町特A地区特等山田錦60%精米
使用酵母:熊本9号酵母
仕込水;日本名水百選「菊水泉」(養老地下水)軟水
精米歩合;
日本酒度; +2
酸度; 1.6
アミノ酸度: 1.4
甘辛度;-0.45
アルコール度;15.0%以上15.9%未満
ところで、
この居酒屋さんは6月に開店1周年を迎えました。
それを期にTシャツを作ったそうです。黒無地コットン100%の生地で、背中にお店のシンボルマークの真っ赤な炎が描かれています。
贅沢して発泡インキを使っているので、けっこう高級感があります。
正面は何も描かれていませんが、裾のところに小さく店名を刺繍したテープが縫い付けられています。
てっきりスタッフ用の夏服に作ったんだと思ったら、そうじゃないそうです。
最初は、1周年の記念品として配ろうと思ったそうですが、
予算内だと生地もプリントもチャチになってしまうので、
納得のいく仕上がりにして販売することにしたそうです。
ある程度ロットがまとまらないと単価が下がらないということで、
子供用100サイズから大人用XLまで取り揃えて
100枚も作ったとか。
1着2千円ですが、原価割れギリギリって言ってました。
6月30日からスタッフが着用して宣伝し始めたそうですが、
「評判はいいのに、まだ1枚も売れてません」ってことでした。
スタッフのひとりマチャコちゃん(仮名)は、
「みんながコレ着てると、おしゃれ焼肉屋か今風焼き鳥屋みたい」と言ってました。
確かに・・・
で、最初の2枚をオトさんとアケちゃん(嫁)が買いました。
うわっ、我が家の大御台所アハメッタさま!(16歳、メス、白)「そうですね、さっそくアハメッタさまにも仕立てさせていただきます。
でも、この間、毛皮が暑いって言ってたばかりじゃありませんか」
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