『グーグーだって猫である』
『ぐるりのこと。』
木村多江)です。
『グーグーだって猫である』は、吉祥寺を舞台にした、
少女漫画家小泉麻子と飼い猫グーグーと先代猫サバのお話です。
『綿の国星』
大島弓子の大ファンだという犬童監督が
彼女へのオマージュとして作った作品といっていいでしょう。
死んでしまった猫「サバ」」が人間の姿を借りて、
鬱になってしまった小島麻子と邂逅する場面の
大後寿々花の演技が素晴らしい作品です。
もう1本の『ぐるりのこと』は、ある夫婦の10年を描いた映画です。
この映画も、鬱になった妻、翔子(木村多江)が
寄り添う夫、カナオと再生していく物語です。
確信犯的にこだわった長回しが実に生きていて、
特に木村多江の演技を超えた演技はぜひ見ておいて欲しいです。
橋口監督は、ゲイのカップルとそれに絡む女性を描いた
『ハッシュ!』
哀しさや弱さを描きながら、それをひっくるめて暖かく肯定している
監督の視線がはっきり感じられ、オトさんの好きな監督のひとりです。
予告編を含めると、2本あわせて5時間を越えるので、
午後から見始めて夕方になってしまいました。
いつもは午後5時頃に猫たちのエサをやっているのですが、
映画の途中なのでまだ出していませんでした。
普段は2階から下りてこないメメ(12歳、オス、アカシロ)が
待ちかねて催促にやってきました。
最初は遠慮がちだったメメですが、
オトさんが画面から目を離そうとしないので、
目つきが変わってきました。
「もうすぐ終わるから、それまで待っててくれる?」
怒られてしまいました。
こういうときの広島弁は迫力があります。
名画『仁義なき戦い』をこよなく愛している(という設定の)メメ君です。オトさんの学生時代、この映画の影響で広島弁が流行りました。
ハードボイルド志向だと思っていたのですが、実は人懐こくて
寂しがり屋だったメメに1票お願いします。



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