昨日の夜は青年団「ソウル市民5部作連続上演」のうち、
第一作「ソウル市民」を見てきました。
オトさんとしては5部作を順番に見たかったのですが、
見ようと思った日は予約がいっぱいだったので
「ソウル市民」は2、3作目を見たあとになりました。
第一作「ソウル市民」を見てきました。
オトさんとしては5部作を順番に見たかったのですが、
見ようと思った日は予約がいっぱいだったので
「ソウル市民」は2、3作目を見たあとになりました。
韓国ソウル(京城)の、ある裕福な日本人一家の客間で、
家族、書生、女中、来客が入れ替わり日常会話を交わす構造は
3作とも変わりません。
日本からやってくる筈の次女の文通相手は最期まで訪ねて来ることはなく、
書生の同級生だった手品師が突然訪ねてきたものの荷物も靴も置いたまま姿を消す。
主人の弟(叔父)と密かにロシア行きを画策する女性が突然家にやってくる。
長男は朝鮮人女中と駆け落ちという新手を使って4度目の家出をはかる。
手品師の助手と称する女性が訪ねてくるが、誰ももてなそうとしない。
これらの出来事はひとつも事件やドラマとして成立することなく、
ぬるま湯的で無邪気で善良な篠崎家の
内向きな関心事の埒外(らちがい)に置かれてしまいます。
その意味で、一般的なドラマツルギーは否定されています。
篠崎家の来客はきちんともてなされるが、予期せぬ訪問者は放置されてしまう。
そして、最も待ちわびている客は来ない。
当事者たちは誰もそれを気にかけていない。
この奇妙な状況は、第一作がいちばん顕著でした。
観客は、台詞の端々(はしばし)に時代のきな臭い匂いを嗅ぎとり、
無意識(というか当時の社会状況なら当然の)差別にざらりとした違和感を覚えつつ、
「大いなる誤り」に気づかない、あるいは敢えて目を向けない市井の人々の
悪意なき罪を目にして、
今を生きるわたしたちひとりひとりが静かに弾劾されていることに気づきます。
極めて善良、むしろリベラルな人たちが何気なく交わす会話は
奇妙な不自然さとおかしみを伴って提示されますが、
それをコントに仕立てない抑制された演出については、
もっと喜劇の体裁をとって観客に媚びたほうが全体の不気味さが際立ったのでは・・・
と感じたオトさんでした。
(単に、この日の観客がセコキン(あまりウケない客)だっただけかもしれませんが)
家族、書生、女中、来客が入れ替わり日常会話を交わす構造は
3作とも変わりません。
日本からやってくる筈の次女の文通相手は最期まで訪ねて来ることはなく、
書生の同級生だった手品師が突然訪ねてきたものの荷物も靴も置いたまま姿を消す。
主人の弟(叔父)と密かにロシア行きを画策する女性が突然家にやってくる。
長男は朝鮮人女中と駆け落ちという新手を使って4度目の家出をはかる。
手品師の助手と称する女性が訪ねてくるが、誰ももてなそうとしない。
これらの出来事はひとつも事件やドラマとして成立することなく、
ぬるま湯的で無邪気で善良な篠崎家の
内向きな関心事の埒外(らちがい)に置かれてしまいます。
その意味で、一般的なドラマツルギーは否定されています。
篠崎家の来客はきちんともてなされるが、予期せぬ訪問者は放置されてしまう。
そして、最も待ちわびている客は来ない。
当事者たちは誰もそれを気にかけていない。
この奇妙な状況は、第一作がいちばん顕著でした。
観客は、台詞の端々(はしばし)に時代のきな臭い匂いを嗅ぎとり、
無意識(というか当時の社会状況なら当然の)差別にざらりとした違和感を覚えつつ、
「大いなる誤り」に気づかない、あるいは敢えて目を向けない市井の人々の
悪意なき罪を目にして、
今を生きるわたしたちひとりひとりが静かに弾劾されていることに気づきます。
極めて善良、むしろリベラルな人たちが何気なく交わす会話は
奇妙な不自然さとおかしみを伴って提示されますが、
それをコントに仕立てない抑制された演出については、
もっと喜劇の体裁をとって観客に媚びたほうが全体の不気味さが際立ったのでは・・・
と感じたオトさんでした。
(単に、この日の観客がセコキン(あまりウケない客)だっただけかもしれませんが)
話は変わって、
我が家の遊び盛りのリンゴこと小幡凛瑚(4ヶ月、メス、サビ)の
オモチャ箱です。
トイレットペーパーの芯、チラシを丸めたボール、壊れたネコじゃらし
などなどをここに入れておきます。
我が家の遊び盛りのリンゴこと小幡凛瑚(4ヶ月、メス、サビ)の
オモチャ箱です。
トイレットペーパーの芯、チラシを丸めたボール、壊れたネコじゃらし
などなどをここに入れておきます。
リンゴとサンゴこと刈谷ノ三五郎愛助(4ヶ月、オス、黒)は
ここからくわえて取り出しては追いかけっこの大運動会を繰り広げ、
テレビ台の下やテーブルの下など、自分で取り出せない場所に入れてしまうと
次の遊び道具を取り出して、また遊びます。
<本日のオマケ>
ここからくわえて取り出しては追いかけっこの大運動会を繰り広げ、
テレビ台の下やテーブルの下など、自分で取り出せない場所に入れてしまうと
次の遊び道具を取り出して、また遊びます。
<本日のオマケ>
大あくび。
イッチョマエにしっかりザラ舌です。
イッチョマエにしっかりザラ舌です。

大学)に在学中です。友人も平田オリザ氏もICU卒業、ということで誘い
ました。友人本人は現在大坂単身赴任中のため会えませんでした。
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