2012-03-31

「超レア画像(ギャオ編)」&「駒泉 純米酒にごり酒 生貯蔵酒」



東京で桜の開花宣言がでました。
でも、朝から風が強くて昼から雨が降り出しました。




そんな昼下がり、2階ではオトさんの布団の上に
我が家の甘えん坊将軍ハナ君(17歳、オス、雉白)と
超臆病でカメラシャイのギャオ(15歳、メス、雉トラ)が寝ていました。

ギャオの姿を、動物病院につれて行く時以外に撮ったのは去年の8月以来です。
もちろん、撮れたのはこのワンカットだけ。あっという間に1階に駆け下りていきました。

ところで、妙に生暖かい日が3日ほど続いたので、
毛布1枚減らそうかと思っていましたが・・・






と、ハナ君が言うし、明日は寒くなるそうなのでもう少しこのままにしておくことにします。


。゜・。・゜*。・゜・。*゜・。・゜*。・゜・。・゜*。゜

ゆうべ、行きつけのお店でいただいた日本酒を紹介します。


「駒泉 純米酒にごり酒 生貯蔵酒」株式会社 盛田庄兵衛 青森県上北郡七戸町字七戸)

駒泉は去年の8月に「純米吟醸無濾過生原酒駒泉」を同じ店でいただいています。

蔵については以前触れたので省略します。

11代目当主となる盛田卓次氏は東京農業大学醸造過程に在学中から国税庁醸造研究所で共同研究をしていました。
経営者でありながら杜氏として技術者の顔も持っていて、県が認定する「あおもりマイスター」酒部門の第1号を取得しています。

現在の出荷量は700石、青森市内7軒の酒販店のみに卸す限定銘柄の「七力」、七戸町内作田地区での特別契約農家で栽培された『むつほまれ』で造った 「作田」、そして主要銘柄の「駒泉」を醸しています。

ところで、昨晩飲んだ「にごり酒 生貯蔵酒」について説明するには日本酒の造り(工程)を理解する必要があります。

前工程について話すと長くなるので、材料を桶(タンク)に入れ発酵させた「醪(もろみ)」以降から始めましょう。

できた「醪(もろみ)」は、搾(しぼ)って「生酒(なまざけ)」と「酒粕(さけかす)」に分けます。

これを「上槽(あげふね、じょうそう)」といい、いくつかの方法がありますが、吟醸酒や限定酒など丁寧な酒造りの場合、布袋に「醪(もろみ)」を入れて「槽(ふね)」という風呂桶のような四角い箱に重ねて圧をかけながら搾(しぼ)ります。

布袋の代わりにもっと目の荒いザル状の器具を使い、酒粕成分が多めになるよう荒く搾(しぼ)ったのが「にごり酒」です。

余談ですが、いわゆる日本酒(酒税法上は清酒)は酒税法第3条7-イに「米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」と定義されています。
つまり、濾(こ)さないと日本酒とは言えないわけです。

さて、発酵(醪造り)→上槽(あげふね=搾り)を経た生酒は、通常「滓下げ(おりさげ)」といって濁り成分を沈殿させるためにしばらく置き、そのあと活性炭やフィルターなどを使って濾過します。
ただ、いわゆる生原酒はこの工程を省略します。

生酒の状態では、酵母や乳酸菌、酵素などが活性を保っているため常温で長期間放置しておくと発酵が進み変質してしまいます。
そこで「火入れ」といって加熱殺菌が施されます。

通常は、「滓下げ」→「濾過」→「火入れ」のあと貯蔵・熟成させ、瓶詰め前にもう一度同じ工程を繰り返します。逆に言えば、無色に澄んだ日持ちする「清酒」にするためにこの工程を繰り返すのです。

「無濾過生原酒」というのは上記の工程をとらず、上槽(あげふね)直後に瓶詰めしたり、「滓下げ」だけはするものの「火入れ」を一切行ないません。

一方、「生貯蔵酒」というのは、瓶詰め直前に1回だけ「火入れ」をした、”生の状態で貯蔵した”酒です。

できるだけ簡単に説明したのですが、けっこうくどかったですね。

にごり酒というと、なにやら野性的で野趣あふれる荒々しくて若々しいもの、といったイメージがついつきまといますが、この酒は全く違っていました。

穏やかな上立香、すっきりした口当たり、最初から喉越しまで続くさわやかな辛味と苦味で、どちらかといえば淡麗と呼んでもいいくらいです。
嫌味のない苦味がラストを引き締め、癖のないさっぱり感のため、ついクイクイと飲んでしまい、あとから腰が立たなくなりそうな、ある種危ない酒でした。

DATA:
「駒泉 純米酒にごり酒 生貯蔵酒」
杜氏; 盛田卓次
原材料; 米、米麹
使用米; まっしぐら(青森県内産)
精米歩合; 65%
酵母;
日本酒度; +3
酸度; 1.4
甘辛度; -0.3
アルコール度; 14%以上15%未満
製造年月; 平成24年(2012)3月



実はハナ君、3月初旬に1週間ほど食欲不振で脱水症状を起こして
一度輸液を受けました。原因不明だったのですが、ゴロタを解放した
時期と重なり、再び監禁した直後にケロッと直ってしまったところを
見ると、どうやらストレスが原因だったようです。

0 件のコメント :

コメントを投稿