我が家はオトさんが物心つく前からやった例(ためし)がありません。
父も母も3代続いた東京出身者同志で、
オトさんで4代目の生粋の東京っ子ですが、
キュウリとナスの牛馬も作ったことがありません。
家にはそもそも仏壇がなかったし、
お盆に本家に集まるといった習慣もありませんでした。
(年2回のお彼岸にはお墓参りに行って牡丹餅・おはぎを食べていましたが・・・)
ところが、お盆が近づくと我が家は何となくザワザワし始めます。

まず、我が家の大御台所(おおみだいどころ)猫アハメッタさま(17歳、メス、白)が
夜に窓の外を眺めながらいつもと違う鳴き声を出したり、
何もいない場所をじっと見上げたり、何かを追いかけたり(逃げたり?)します。
「アハメッタさま、
誰かいらしたんですか?」

実はアケちゃん(嫁)も、オトさんには見えないものが見えるらしく
アハメッタさまがこうした行動を取ると、
「フィニ(初代内猫、2001年没)が遊びに来てる」とか
「庭にコマル(外猫のうちの1頭、1998年頃没)がいる」などと
言い出します。
こうした会話が出た晩はエアコンいらずで経済的です。
これからはアケちゃん(嫁)を2代目稲川淳二と呼ぼうかしら。

アケちゃん(嫁)に言わせると、アハメッタさまが窓から外を眺めて
ウニャウニャ言っているときは、庭の棕櫚(しゅろ)の木の枝に
和服姿のおばあちゃんが座っているそうです。
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