2010-03-19

ベランダに珍客&無濾過生純米原酒『秋鹿』

昼寝している猫を撮ろうと2階に上がったら、
ベランダに猫がいるのを見つけました。








てっきり、アカトラの吉良仁吉(きらのにきち)親分(16歳、オス)が
逃げ出したのかと思って慌てたのですが・・・








よく見たら胸が白いし、顔つきも全然違いました。

どこかの飼い猫でしょうか?
それにしても、
エサのたぐいが一切置いていないこのベランダまで
わざわざ遠征してくるなんて
なかなか好奇心旺盛です。

なぜなら、このベランダには
松の木から飛び移ってくるしか来る方法がないのです。








しばらくオトさんとにらめっこしていましたが、
帰る気になったようです。








帰り際、ガラス戸越しに目が合いました。








松の木に狙いを定めて・・・








ジャーンプ!








見事に飛び移りました。








そのまま木を駆け下りて
どこかに行ってしまいました。

布団の上で昼寝していた仁吉親分に尋ねてみました。

「親分、
あなたがお呼びになったんですか?」








来ていたことさえ気づいていなかったようです。



ところで、この日は行きつけの飲み屋さん「むさしの厨房 閻魔堂」が
移転再オープンした日でした。

駅前通りの拡張のため沿道の建物が取り壊されることになり、
2月中旬に閉店したあと、
新たに借りた200メートルほど先の店舗で工事を進めていたのです。

以前より少し広くなり席数も増え、禁煙席も設けられました。

この日、冷蔵ケースに揃えてあった日本酒は5銘柄。
その中から『秋鹿』をいただきました。

「無濾過生純米原酒『秋鹿』」
(秋鹿酒造有限会社 大阪府豊能郡能勢町倉垣)

大阪府の北のはずれ、京都府のすぐ隣の山里に位置する蔵元さんです。
創業は明治19年。
自営田で低農薬の山田錦を栽培し、足りない分は地元の契約農家から自主規格に合格した米だけを調達しています。
さらに、全量純米酒にこだわり、醸造用アルコールを一切使用していない銘醸倉です。

純米、純米吟醸、純米大吟醸という精米歩合の違いのほか、直汲、無濾過、生原酒、火入れという工程の違いによって毎年非常に数多くの個性豊かな銘柄を出荷しています。

飲んだのは平成19年に上槽した、山田錦100%使用の無濾過生原酒でした。

上立香は米の旨味を感じさせるふくよかなものです。
口に含んでまず感じるのはすっきりした辛みと、舌全体にまとわりついてくる渋味。
もちろん嫌みはまったくありません。

口開け直後ということもあり、
フレッシュな印象が強くちょっと硬い感じがしますが、
何日かたてばまろやかさが出てきてくれそうです。

辛みがかった爽やかな香りが鼻に抜けていき、喉越しも酸味が効いていて
キレの良さを感じます。

ガツンと強さを感じる酒が好みの人には、酸味と渋味が特徴のこの酒は
合わないかもしれませんが、
どんな肴もおいしくいただけるこの酒はオトさんの好みです。

DATA:
「無濾過生純米原酒秋鹿」
使用米; 秋鹿山田錦
使用酵母: 901号
精米歩合; 70%
日本酒度; +5
酸度; 2.3
アミノ酸度: 1.4
甘辛度; -1.5
アルコール度;18%以上19%未満



外猫時代、縄張りを荒らしに来たよその無去勢猫とは果敢に
戦った仁吉親分ですが、身内だけでなく近所の猫もまとわり
つく人気者でした。内猫になった今もそれは変わりません。
無口で滅多に鳴かない仁吉親分に応援のクリックを。

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