岩手県釜石市は、
アケちゃん(嫁)の母親の故郷、
つまりアケちゃん(嫁)にとっての田舎です。
かつては鉄の町(新日鉄釜石の企業城下町)といわれたこの街で
アケちゃん(嫁)のおじいさんは漁師さんだったそうです。
その名残というわけでもないのでしょうが、
親戚の多くは今も海の近くに住んでいるので、
海の口があく(禁猟が解けて漁にでる、荒天がやんで漁にでる)と、
新鮮な海産物を贈ってくれます。
三陸沖といえば、世界三大漁場のひとつ。
日本中から漁船が集積してきます。
釜石漁港も、サンマ、サケ、アワビ、ウニ、ワカメ、カツオ、ホタテ、ホヤを
中心に、イカ、サバなど、様々な海産物が季節ごとに揚がってきます。
今朝、宅配便でトロ箱(発泡スチロール製の海産物用の箱)が
届きました。
中には丸々太って背中が盛り上がったサンマが26尾。
うれしい贈り物ではあるのですが、
3人暮らしの我が家ではとても食べ切れません。
アケちゃん(嫁)が2尾さばいて、お刺身を作ってくれました。
油がのっているのに、身が締まっています。
もちろん、塩焼きも。
1人1尾です。
アケちゃん(嫁)の皿には、
我が家の大御台所(おおみだいどころ)猫アハメッタさま(17歳、メス、白)の分も
のっています。
サンマの身をすりおろしたつみれ汁。
アケちゃん(嫁)がつくってくれるつみれ汁は
臭みがなくて食べやすいので、いつもおかわりしてしまいます。
これは花巻名物の金婚(きんこ)漬け。
ウリをくり抜き、その中にコンブで巻いたダイコン、ニンジン、ゴボウを詰めて
たまり漬けにしたものです。
「きんこ」とは陸中海岸の浅瀬にすむナマコのことで、
形が似ていることからこう呼ばれているそうです。
大御台さまはお行儀がいいのでテーブルに乗ることもなく、
アケちゃん(嫁)が身をほぐしてくれるのをじっと待っています。
100円ショップで買ってきた中国製の小鉢が、
大御台さま用のエサ皿です。
皿を置いてあげると、ものすごい勢いで食べ始めました。
同じサンマなのに、味の違いがちゃんとわかるようで、
近所のスーパーで買ったサンマだと見向きもしないことがあります。
まったく、こんなグルメに誰がしたんでしょう?
丸々1尾召し上がり、アケちゃん(嫁)の分も半身横取りして
さらにオトさんからも少しもらって満腹の大御台さまです。
久々にお見せになる上機嫌の表情でした。
東伊豆網代(あじろ)でおみやげに買ってくるアジの開きといい、
釜石のサンマといい、子猫の頃から食べているので、
すっかり舌が肥えてしまったアハメッタさまです。
魚の味はアハメッタさまに教わったオトさんです。